1on1ミーティングに苦手意識を持つ若手社員は多いんだなと思う。そりゃそうだ(笑)
自分もそうです。最初の「1on1」では正直なところ「何を話せばいいの?」という不安があったし、上司と1対1で向き合うだけで変に緊張してしまった。
しかし、ある質問を投げかけたことで、雰囲気がガラッと変わった。気まずさが消え、むしろ“信頼関係のきっかけ”になったのだって自分だけで相手は感じているかわからないけど。
初回1on1は沈黙との戦いだった
最初の面談は、ほとんどぎこちない沈黙が続く時間だった。
上司は質問してくれるが、僕はうまく返せず、表面的な会話ばかりが続く。「最近どう?」と聞かれても、「大丈夫です」「頑張っています」しか言えず、深い話にはならない。
1on1というより“静かな雑談”のような空気だった。
今思えば、僕は“評価される場”だと感じていたし、上司も“何を聞けばいいか”を探っていたのかもしれない。
きっかけは、小さな違和感だった
2回目の1on1で、その日の状況について話しているとき、ふと上司の表情に“迷い”のようなものを感じた。普段ははっきり物を言うタイプなのに、その日は少し言葉を選んでいるように見えたのだ。
そのとき、僕は思い切ってこう聞いてみた。
「○○さん(上司)は、1on1ってどう思っているんですか?」
それは自分の悩みや弱みを晒す質問ではない。
むしろ、“上司自身の考えを聞く質問”だ。これが予想以上の効果を生んだ。

上司の本音が返ってきた瞬間、空気が変わった
この質問を投げてから、上司の姿勢が少し前のめりになった。「実は俺も最初は苦手だったよ」と、意外な言葉が返ってきたのだ。
そこから上司は、自分の経験や失敗談、過去に受けた1on1でうまくいかなかったエピソードを話してくれた。僕が知らなかった上司の素の部分が見えたことで、変な緊張感が消えていった。
ここから会話が自然に進み、僕も本音を話しやすくなった。上司の表情も柔らかくなり、「次はこう話してみようか」と具体的な提案までしてくれた。
「まずは双方とも気軽に話せる雰囲気作りから始まるとうまくいきやすいんだ…」
どんな答えが返ってきて距離が縮まったのか
僕が質問したあと、実際に上司から返ってきた言葉をメモからまとめると、次のようになる。
| 上司が話してくれた内容 | 距離が縮まった理由 |
|---|---|
| 1on1は慣れないと難しいという本音 | 上司も同じ“人間”だと感じられ、緊張が和らいだ |
| 部下の成長のために意識していること | ただの管理ではなく「支援」の姿勢が伝わった |
| 過去にうまくいかなかった1on1の失敗談 | 完璧ではない人間味が自分にとってプラスに働いた |
| 若手時代に同じ悩みを持っていた話 | 上司が“昔の自分と重ねてくれている”安心感が生まれた |
| 僕に期待しているポイント | 評価ではなく「信頼のメッセージ」だとわかった |
この表にあるように、上司の言葉はすべて「上下関係を超えた人としての対話」に変わるきっかけになった。
こちらが質問したことで、上司も構えていた壁が外れたようだった。
上司は「部下のための時間」として認識してくれているのが伝わってきた。
「今の若いもんは…」と最初から構えるのだろうと思ったが、一つの質問を突破口に上司への信頼というか、その行為(1on1)自体が苦にならなかった。まあ、私の場合は…の話だけど、相手がいる事だからその辺は自分なりに波に乗ると良いと思います。
質問は“弱み”ではなく“関係を作る武器”になる
よく「部下が質問すると、上司にどう思われるか不安」という声を聞くし、聞いた。でも、実際は逆で、適切な質問は1on1の空気を整える力がある。
特に今回のような“上司自身の気持ちや考えに触れる質問”は、上下関係のバランスを柔らかくし、「あ、この部下はちゃんと考えているな」という印象さえ与える。
上司もリラックスしてフランクに話してくれるとありがたいよね。
次の1on1が楽しみになる変化
あの質問(1on1ってどう思っているんですか?)をして以来、雰囲気が大きく変わった。上司が僕の話を深掘りするようになり、僕自身も安心して悩みや目標を話すようになった。
その変化は、信頼関係の構築において大きな一歩となりました。上司が関心を持って話を聞いてくれることで、自分の考えや感じていることを安心して伝えられるようになったわけです。
結果として、面談の時間が単なる業務報告ではなく、成長や課題について本音で向き合える貴重な場へと変わっていきました。こうした雰囲気の変化は、チーム全体のコミュニケーションにも良い影響を与えることが期待されました。
普段よそよそしい同僚とも情報交換をどちらからともなく機会があり、チームワークもより深い結びつく効果もありました。
次の機会が憂鬱ではなく、「少し楽しみ」になったのは、自分でも驚きだった。質問ひとつで、これほど関係性が変わるとは思っていなかった。
たった一つの問いかけが、ここまで空気を変える力を持っていることに気づいたのは、大きな学びでした。それまでは形式的に感じていた面談も、今では自分の内面を見つめ直す時間として捉えられるようになりました。
上司との距離が縮まり、安心して話せる場があることで、日々の業務にも前向きな気持ちを持てるようになったのです。関係性は、言葉と態度の積み重ねで少しずつ変わるものだと実感しました。
せっかくなのでここで他の方のケースを調べてみました
「毎回1on1があるけれど、何を話していいかわからない…」「上司との距離感が縮まらず、ただ時間だけが過ぎてしまう…」このような悩みが、若手社員・中堅社員問わず多く寄せられています。
実際にYahoo! 知恵袋でも、「1on1が機能していない」「信頼関係のない上司とどうするか」という相談が投稿されています。
今回はその“生の声”を参照しながら、1on1の現場で起きている実態を整理し、どう改善できるかを探っていきます。
1. 実際の相談から見える3つの典型的な課題
課題A:進捗・目標の確認だけで終わる“形式だけの1on1”
「1on1面談が機能しません。もうどうしたら良いですか?モチベーションが下がってる入社8年目…」 Yahoo!知恵袋
この投稿には、進捗や評価の話が中心で「本音」「悩み」「成長」へ踏み込めていない様子が読み取れます。
課題B:信頼関係がない・話しづらい上司との1on1
「1on1ミーティングが導入されました。 …信頼関係のない上司との面談はどうすればよいのでしょう?」 Yahoo!知恵袋
信頼のベースがないと、部下は話す気を失いがちで、1on1そのものが形式化してしまうリスクがあります。
課題C:「無駄な時間」と感じてしまう1on1
「1on1の無駄感について。定期的に上司との面談…雑談+仕事面…リモートでは再現性がなく、更に困ります。」 Yahoo!知恵袋
目的が曖昧・効果が見えないと「これ、必要なの?」という疑問に繋がってしまいます。
2. 各課題に対して、有効な“問いかけ”とその狙い
| 課題 | 有効な問いかけ | 狙い |
|---|---|---|
| 形式だけの1on1 | 「この1on1で、私が次に何をすればいいと考えていますか?」 | 進捗確認だけで終わらず、次のアクションに繋げる意図を作る。 |
| 信頼関係が薄い | 「この1on1について、○○さんはどう感じていますか?」 | 上司自身の考えを言葉にしてもらうことで関係のハードルを下げる。 |
| 無駄感がある | 「この時間をもっと有意義にするために、私が準備できることは何ですか?」 | 部下が主体性を持てるように促し、時間を能動的に使う姿勢を作る。 |
3. なぜ“問いかけ”が効果的なのか
問いかけは、ただ受け身で話を待つ場から、 “対話”として場を変えるキッカケ を生みます。特に1on1では、上司が話す・指示する場になりがちですが、部下からの問いかけで「対話の質」が変わる実例が多く見られます。
先のYahoo! 知恵袋投稿にも、「話す場にならず形式で終わった」という声が多く見られました。
4. 具体的に次回1on1で使える“3つの問いかけ”
- 「今、このプロジェクトで一番負担に感じていることは何ですか?」
- 「私にもっとこうしてほしいと思うことがあれば教えてください。」
- 「この1on1で「私が〇〇月までに成し遂げたいこと」を話していいですか?」
1on1ミーティングは、定期的に“ただ実施する”だけでは機能しません。
Yahoo! 知恵袋に寄せられたような実際の悩みを鑑みると、問いかけによって対話の質を上げることがカギになります。
特に若手部下側から「問いかける姿勢」を持つことは、上司との関係性を変える第一歩になる側面があるようにに感じます。
次回の面談、少しだけ“質問”の入口を投げてみてください。たった一言が、関係性を前に進めるきっかけになるかもしれません。
まとめ
“逆にこちらから質問する”という行動は、1on1の主導権を奪うものではなく、むしろ上司の本音を引き出すチャンスになる。今回の経験で、1on1は「話す場」ではなく「一緒に考える場」だと気づくことができた。それを理解した瞬間、距離が縮まり、上司との関係も自然と良くなっていった。
次に1on1があったら、あなたも一言だけ聞いてみてほしい。
「この1on1、○○さんはどう思っていますか?」
その質問が、関係性を大きく前進させるきっかけになるかもしれない。ということをお話しさせていただきました。








