腰痛だけではなく膝痛もひどい!保育士の職業病とは?|WorkLife
保育士さんについて

腰痛だけではなく膝痛もひどい!保育士の職業病とは?

なると

保育士の多くが抱える悩みは腰痛と膝痛

職業病という言葉がありますが、それぞれの職業でほとんどの人がなる病気は違います。
例えば保育士の場合は、腰痛と膝痛ですね。

腰痛は保育士以外にも作業員や看護婦、引っ越し屋さん、事務員などさまざまな職業で職業病と言われて
います。しかし、膝痛はあまり聞きなれないかもしれません。
膝痛とは、膝が痛くなって歩いたり、立ったり、座ったりがしにくい状態になることです。

腰のサポーターもあるので、一緒に買って毎日つけると保育士の仕事が楽になりますよ。
サポーターは薄いものでも、あるのとないのではかなり違ってきます。
もしサポーターに抵抗があるなら、分厚いニーハイソックスにしましょう。

ニーハイソックスでも、膝をカバーできるから床との摩擦から膝を守ってくれます。
また、腰のサポーターの場合は腹巻では代用できないので、腰はきちんとしたサポーターをつけましょう。
そして、腰痛も膝痛も下半身が弱っていることが原因のひとつです。

なので、下半身強化のためにウォーキングをしたり、ストレッチをしたりしましょう。
あとは足湯ですね。バケツにぬるま湯をはって下半身を温めれば、痛みは軽くなりますよ。

膝痛は保育士が子供と接するときにしゃがんだり、座ったり、床に膝をついたりすることで起こると思っている
人が多いのですが、実は違います。膝を急にひねったり、無理な姿勢で力のいることをしたときに痛くなるのです。
例えば、しゃがんでいるときに斜め後ろから飛びついてきた子をしゃがんだまま抱っこして立ち上がったりなど…。

これは重いものをもって立ち上がっているので膝に負担がかかっているし、体をねじっているから痛みも出ます。
こうしたむちゃな動きをする保育士は、膝痛になってしまうのです。
この「ひねりがよくない」というのは腰痛にも共通しているところ。

ただ単に重いものをもって座ったり、立ったりしているだけでは腰痛にはならないのです。
それに「ひねり」が入ることで、腰痛の原因になってしまいます。

ただ、保育士に「急に体をひねるな」と言ってもなかなか難しいものがあります。
子供はいつどんな角度から話しかけてくるかわからないし、急に飛びついてくる子もいるからです。

体をひねらないためには子供に合わせて保育をしないこと

腰痛や膝痛によくない体をひねるという行為。
これを防ぐためには、子供に合わせて保育をしないことです。

私も保育士だったことがあるのでわかるのですが、新人の頃は「とにかく子供たちのことを第一に考えて」
「子供たちが楽しめるためには多少無理もしよう」と思ってしまいがちです。
この考え方が子供が飛びついてきたら、体をひねってすぐに対応するという行為につながっています。

ですので、保育は子供に合わせてするのではなく、あなたの体に負担をかけないようにしてください。
子供たちへの思いは元気な笑顔を見せる、ケガをしない環境づくりをする、元気のない子に声をかけるという
ところで見せて、無理な体勢はしないようにあなたのペースで保育をしましょう。

子供は歯止めが効かないので子供のペースで保育をしていると、何事も収集が付かなくなってしまいます。
ですので、クラスの担任であるあなたが保育園の行動の主導権を握ってください。またどんなに指導をしても
飛びつてきたり、腰や膝に負担がかかる行動をしてくる子には、ふつうに説明をしてください。

「そういうことをされると、先生ケガしちゃうよ」と言えば、子供も理解してくれます。

腰痛や膝痛にはサポーターが効果的

腰痛や膝痛を抱えたままで保育士の仕事をするのは、とてもつらいものがあります。
ですので、サポーターを使いましょう。

ほとんどの保育園は教室がフローリングです。
木の床は固いので膝立ちすると、膝に負担をかけてしまいます。
ですので、ズボンの下に膝当てを履きましょう。

膝当てといっても、バレーボール選手が履いているような分厚いものではありません。
もう少し薄型で「膝サポーター」と呼ばれているものです。
スポーツ用のものを選べば通気性もいいし、ずっと履いていても蒸れてきません。

1本1,300円代で購入できるので、2セット買って毎日交互に着けることもできます。

腰痛と膝痛があってむくみもある場合

腰痛と膝痛があるだけではなく、むくみもある場合はマッサージが必要になります。
保育士は下半身がむくんでしまうことが多いのですが、きちんと対処する人が少ないのです。

腰痛と膝痛になると、体を動かすのがつらくなるのでどうしても長時間同じ姿勢をとることになります。
そうすると、下半身の血液と水分の流れが悪くなって、古い血液と水分がたまってしまうのです。
たかがむくみと侮っていると、血行不良になって腰痛や膝痛はさらに悪化してしまいます。

先ほど提案した足湯は下半身のむくみにも効果的なので、ぜひためしてみてください。
ほかには下半身を温める服装を心掛けることや、下半身の血行に大きく影響するふくらはぎを下から上へ
マッサージして下半身の静脈の流れを後押しするといいでしょう。

ただ、こうした対策をどれだけとっても症状が改善しない場合は保育士からほかの職業への転職も検討して
みてください。”

記事執筆の責任者
なると(Naruto)
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主にECサイトのデザイン・構築の傍、小説の執筆などを行なっています。
女性スタッフと連携しているので、男女での視点の違いなどを重視して、執筆や納品作業などを行なっています。
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